最近CDを整理しいてのこと。
前にPCに取り込んだのって、mp3とかwmaなどの圧縮音源だったし、まぁ10年くらい前と違いHDD容量も十分になったので、ロスレスでもいいかなと思ってflacにして再度パソコンに入れなおしていたところでした。最近はABRのmp3で聞いていたりしたのだけど、mp3最高の320kbpsとwav(flac)ではどれだけ音が違うのかなと確かめてみたくなってしまいましたので、”studio one 3”と”WaveSpectra”を使って試してみました。
flacはwavと変わらないはずだけど、一応試しということで。
試したことは以下の通り。
(主にmp3とwavの比較)
- CDをwav,flac,mp3(LAME,CBR320kbps、オプションなし)でリッピングして、同じ曲の3つのファイルを用意。
- studio oneに3つ並べて、各チャンネルのインサートにmixtoolをロード。
- wavとmp3を再生し、mixtoolで片方のチャンネルを反転(LRのinvertをON)させて音を打ち消しあうようにする。その再生音がエンコードでwavから削られた音。「差分」
- そのmp3とwavの差分をミックスダウンしてトラックに並べて、mp3と差分を一緒に再生したらwavと同じになるか?ということも試してみました。
- 最後にflacとwavで同じことをすると音がでないはずなのでそれを試す。
聞いてみた結果
- mp3だと高音域が削られるとはよく言われるけれど、実際聞いてみたらシャカシャカするのはもちろん低域から中音域あたりも削られていることがわかった。
- 特に聞こえてくるのはハイハット、シンバル類と歯擦音で、あとはギターのスライドの音や、中音域では歌詞も聞き取れたので、何の曲かわかるくらい。
- バスドラのアタックの部分も結構聞こえてきた。これは車のサブウーファーには結構影響しそうだと思った。
- 私の車は一応そこそこまともなオーディオなので、車で聞き比べてみたら違いが感じられた。サブウーファーなどの低音の締まり感とか、シンバル類の音や歯擦音なんか違いが明らかだった。
- ヘッドホンでは二つならべてON-OFFしてじっくり聞き比べてみないと正直よくわからない感じ。今回使ってたヘッドホンがアレかもしれないのだけど。それほどこだわってなければmp3でも十分なのかな。とは思うけれど、特に毎日車で聞くことが多い私には、やっぱりこれを知ってしまうと戻れないなぁと思った。
- mp3と差分を一緒に再生して、そこに反転したwavを乗っけて再生してみたら、ちゃんと無音になった。
- flacとwavでは片方反転させると無音となったので、ロスレスなのはOK。まぁ・・・だよね。という感じ。
ちなみに音源は、askaのアルバム”too many people”より、”リハーサル”を使わせていただきました。askaさんもブログで音質が云々と書いていましたしね、まぁ、私はまだハイレゾってどうなんだろうって思っていたのですが、今回がこれなら、やっぱ、ハイレゾって、いいのかなと思えてきました。
あとはスクリーンショットを参考にしてみてください。
差分の波形は小さいので、拡大したものも載せておきます。
DAW持っている人なら、気軽に試せると思いますよ。
studio one 3
差分の波形が小さいけれど、それはこちら↓
wave spectra
wavとmp3を重ねてみると、あまり変わらないように見えるけれど、
差分を見てみるとこれくらいのレベルの音が削られているということがわかる。
mp3は大きさは同じでもあんこ少なめのどら焼きみたいな感じ(笑)
・・・と、いう話でした。
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